| 第4回JAグループ国産農畜産物商談会が3月16、17の両日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで盛大に開催されました。前回より展示規模を拡大した同商談会は、安全・安心な国産農畜産物を消費者に安定的に提供することや、農業の担い手の育成・支援を図り、日本の農業・農村に元気を取り戻すことを目的に平成19年から毎年開かれています。全国各地からおいしい農畜産物が集まることが評判を呼び、今回は2日間で4,000人を超える消費者が会場に足を運んでいました。 |
商談会には全国のJAグループおよび生産者、関連企業・団体などが出展しましたが、会場には野菜や果樹、コメ、畜産物、加工品など全国各地の特産品や名産品が所狭しと並べられ、各ブースでは地元や商品を売り込むパネルやのぼりが掲示され、派手な法被姿でわが町自慢の逸品を力いっぱい売り込む担当者たちが印象的でした。 |
| その中でも特に目を引いたのが、牛乳・乳製品の消費拡大に熱心に取り組んでいた全国酪農業協同組合連合会、JA全農東京、山陽乳業、ひまわり乳業などの牛乳・乳製品関係の展示ブース。「牛乳はいかがですか」「おいしいチーズがありますよ」と、来場者に牛乳やチーズの試食品を笑顔で手渡すとともに、大きな声で酪農の魅力や大切さをアピールしていました。 |
全国酪農業協同組合連合会酪農部乳食品課では、国産ナチュラルチーズの紹介や普及を目的にチーズやピザの試食と説明を行っており、製造工場の場所や原料原産地に関する消費者からの質問などに丁寧に答えていました。
現在、チーズの国内消費量に占める国産の割合は少なく、国内メーカーで製造しているプロセスチーズにおいても、原料チーズの多くを輸入に頼っているのが現状です。牛乳の消費低迷が続く中で今後の日本酪農の安定・発展を考えたとき、国産ナチュラルチーズ振興に対する期待は大きなものがあると思われます。 |
| このように、日本農業を取り巻く環境がより厳しくなる中で行われた今回の商談会。その中で、安全・安心でおいしい国産の牛乳・乳製品の魅力や利用法、また酪農の素晴らしさを熱心に伝え、消費拡大に貢献しようと一生懸命に汗を流していた関係者の姿が輝いて見えました。 |
| 『こだわりのピュアミルクで、上質な時間を』― サッポロアフタヌーンティセミナーが7月の土曜日の午後、京王プラザホテル札幌で開催された。(主催:北海道牛乳普及協会 後援:(社)日本酪農乳業協会 協賛:北海道銀行 協力:京王プラザホテル札幌 運営管理:JTB北海道) |
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| 「牛乳の消費拡大方法にはいろいろあるが、これは今までにない手法。おしゃべり、ゆとり、くつろぎ、楽しみ、ちょっと贅沢
ミルクはその場に欠かせないツールの一つ、ということを体験してもらおうというもの。それを生活に取り込んでもらうことで、新たな牛乳消費の場面を創出していきたい」と北海道牛乳普及協会は趣旨を話す。 |
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当日の参加者は20歳以上の女性、ペアで50組(100名)。公募したところ、予想をはるかに上回る250組(500名)の応募があったという。
この日のメニューは、フィンガーサンドウィッチ3種、ロールサンドウィッチ2種、スコーンとクロテッドクリーム、スイーツ3種盛り合わせ、パウンドケーキとクッキー3種、バニラアイスクリーム。そして「アイスミルクティ」と「アイスカフェオレ」は、自分でミルクをたっぷりと入れて何杯も。 |
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| アフタヌーンティを楽しみながら、二つの講演も行われた |
初めの講師は、同ホテルの製菓料理長の中村不二男氏。アフタヌーンティは、サンドウィッチ、スコーン、スイーツ、そしてミルクティが基本の組み合わせであることや、イギリス貴族が自家農園で採れた野菜を使ってサンドウィッチにしていたことなどを解説し、さらにこの日のメニューの食材のほとんどが北海道産であること、クロテッドクリームはバターと生クリームの中間の食材であることなどを紹介した。 |
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| 続いての講師は、北海道武蔵女子短期大学教授の平岡祥孝氏。イギリス人はなぜ紅茶を飲むようになったのか、アフタヌーンティの習慣はなぜ生まれたのか、ミルクと紅茶はどのようにして出会ったのか、などをイギリスの歴史を交えて話し、子供たちにミルクを飲むことを習慣づけたことや、ミルクの宅配が同国の飲用牛乳消費拡大に貢献したことなどを解説した。さらに、イギリスでは20年ほど前から飲用牛乳の消費が落ちはじめ、その理由は現在の日本とまったく同じであることなども紹介した。 |
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ミルクたっぷり、北海道産食材のアフタヌーンティと知的でユーモアあふれた講演で、至福のひと時を体験した参加者は大満足。「牛乳の新しい楽しみ方を知った。牛乳をもっと日常生活に取り入れたい」(OL)、「牛乳をもっと飲んで、北海道を活性化していかなければならいと思った」(OL)、「家でもミルクティを楽しむようにしたい」(主婦)などの声が聞かれた。
なお当日の参加費(一人500円)は全額、北海道の乳児院へ粉ミルク代として寄付された。 |
| 食料基地と呼ばれる北海道の中でも、畑作と酪農を基盤とした大規模経営を展開する十勝農業が担う役割は大きい。その農業王国・十勝で「勝毎(かちまい)」の愛称で親しまれる十勝毎日新聞社が牛乳の消費拡大に立ち上がった。その名も「十勝ホワイトコーヒープロジェクト」。参加方法は簡単。毎日の生活の中で飲んでいるコーヒーに、気分を変えて牛乳を混ぜるだけ。ホットでも、アイスでもOK。コーヒーの種類も牛乳との割合など細かいルールもない。いつでも、どこでも、誰にでも、すぐに実践できる牛乳の消費拡大アイデアだ。 |
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| 十勝毎日新聞社の河崎一郎常務は「当社は創刊以来、『郷土と共に』を社是としています。郷土・十勝の基幹産業は農業で、農業の動向は十勝の経済基盤をも左右します。従って、十勝農業の発展にいかに寄与するかは、当社にとっても大命題なのです」と述べた後、「このプロジェクトは減退している飲用牛乳の消費回復に少しでも貢献したいと、当社の林光繁社長がカフェオレを参考に発案したものです」とプロジェクト発足の背景を説明する。 |
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| プロジェクトは今年4月に本格的に立ち上がったばかりだが、4月14日に帯広市のリバティヒル広瀬牧場(広瀬文彦代表)で第1回試飲会を開いた。また、4月24日〜5月6日には東京・池袋の東武百貨店で開かれた「初夏の大北海道展」に出展したグループ会社の北海道ホテルの一角に十勝ホワイトコーヒーのコーナーを設けたが、13日間で3,505杯が売れるなど大きな手応えをつかんだ。 |
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プロジェクトリーダーの永田耕司広告局次長と担当の国見陽太広告局員は「もっと牛乳を飲もうというストレートな言い方ではなく、牛乳のやさしさやぬくもりなどのイメージを表現したかった。いつも飲んでいるコーヒーに、白くてやわらかい牛乳を混ぜてみる。そして仲の良い友達や夫婦、家族など人と人とのつながりを大事に豊かでやすらかな時間を共有していただきたい。そんなコミュニケーションツールとして牛乳を利用してもらいたいのです」と言葉を付け加えた。 |
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| 現在は、北海道ホテルや十勝ビールレストラン、ナイタイ高原牧場などで提供されているが、今後は地元・十勝の喫茶店やレストランなどにメニュー化を呼び掛けていくという。 |
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「十勝から全道に、そして北海道から全国に『十勝ホワイトコーヒー』が浸透していくように、当社の新聞やケーブルテレビ、ラジオ、ミニコミ紙などの媒体を活用してPRしていくとともに、これからもさまざまな取り組みを続けていきたい」と河崎常務。
農業王国・十勝発の牛乳消費拡大プロジェクトが全国的な輪になっていくことを期待したい。 |